週刊バユング 第3号
2023.02.16
週刊バユング 第3号

こんにちは、こんばんわ、週刊バユングの時間となりました。
今回は第1号で紹介したエアコンの話の補足と実際に作業したときの小ネタなどを紹介したいと思います。

①:エアコンカバーの話
ここでは前面を覆っているフロントカバーではなく本体全体を覆っているカバーについての話。
大きく分けてハーフカバーとフルカバーの2種類に分かれます。

<ハーフカバー>

吹き出し口下に左右2本配置されており比較的取り外しが簡単なタイプだと思います。
私が出会ったエアコンでは三菱の霧ヶ峰がこのタイプでした。

<フルカバー>

こいつは中々の曲者。
配電盤の中にも本体を固定しているネジが配置されておりこれを外さないとどんなに頑張ってもカバーは外れません。最悪、カバーやエアコンを壊しかねません。
私もこのタイプのエアコンとファーストコンタクトを果たしたときは配電盤の中のネジの存在など全く知らず力技で強引に取り外そうとしたので滅茶苦茶フレームが歪み、破壊の一歩手前まで行くところでした。
最終的にはちゃんと元に戻せましたがかなり焦りました。
下図のように配電盤のカバーを外すと隠しネジが出てくる



 
富士通のエアコンはこのタイプのカバーでとても厄介です。
また、取り外したあとの扱いも気をつけなければなりません。
私の場合は配電盤を傷つけないように熱交換器(アルミフィン)を剥き出しにした状態で
配電盤だけカバーを元に戻して作業しています。

難易度もリスク高いのですが余裕があれば腰を据えて色々触ってみたいなと思うタイプでもあります。
本当に冒険したくなる。

②:風向ルーバーの話
風向ルーバーは結構たわみます。
そのたわみを利用して中央のとめ具を外し、左右を本体から引き抜いていきます。
機種によってはバネが付いていたりするので紛失しないように保管します。
私はネジなど小さく紛失しやすい部品はチャック付きの袋に入れ安全な場所に保管しています。

霧ヶ峰に関しては自分から向かって右側にルーバーを上下させるための凸状の突起があるギアがあるのですが
この突起が手前に来るようにエアコン本体の電源を入れギアを動かします。
運が良ければすぐに手前に来ますが運が悪いと中々前に来ないのでエアコンの電源を付けたり消したりを繰り返します。この辺りガチャ的な要素があるような気がする。



そして脚立にのってエアコンを見下ろしていると大体カーテンレールとその汚れも視界に入ってくるので
エアコンの掃除をしつつカーテンレールの掃除をしたりしています。

③:時間配分など
フロントカバー、風向ルーバー、フィルターの取り外し洗浄→20分程度
送風ファン、熱交換器(アルミフィン)などの清掃→1時間程度
全体の拭き上げ、フロントカバー、風向ルーバー、フィルターの取り付けなど→30分程度
片付け、撤収などの準備→10分程度

こんな感じで時間を見積もって作業しています。
あくまで目安なので汚れの状態やエアコンの台数などで大体プラスαになります。

そして特に力を入れて作業をするパーツは送風ファン。
エアコンから出る埃っぽい、カビっぽい臭いの元は大体ここからするから。
また、リビングに設置されているエアコンは他の部屋よりも使用頻度が高く汚れが酷い場合が多いので
可能な限り分解して掃除することを意識しています。


エアコンひとつ取っても作業はいろいろあります。
これをいかに素早く、丁寧にそして効率よくできるか、課題は山のようにありそうです。
また、それを試行錯誤することにやりがいを感じています。

長々となりましたが今回はここまで。
また次回お会いしましょう、さようなら。


2023.02.16 01:04 | 固定リンク | バユング

- ㈱G.U.T.S. -