4次元パーラーアンデルセン
2022.09.07

このブログタイトルの4次元パーラーアンデルセンって、聞いたことありますか?



今から15年ほど前に行きました。

場所は長崎県です。



一見、普通の喫茶店。

喫茶店なのに、事前の入店予約が必要。

この予約がなかなか取れませんでした。



何のためにこの喫茶店に行ったのか。

目的『自分の既成概念を壊すため』です。



コーラを注文して出てきたものは、気の抜けたコーラ。

ま、いいとして。しばらくしてマスター登場。



軽く挨拶をしたのちに繰り出される不思議な現象の数々。



あいさつ程度に行ってくれたのが、たばこを宙に浮かす技。

そして、火のついていない煙草を500円硬貨に貫通させる技。

100円ライターを水あめのようにグニャリと曲げました。

スプーンを曲げる?ではなくてスプーンを宙に投げて手元にキャッチしたとき

にはフォークに変わっていました。

そのフォークをもう一度宙に投げてキャッチしたときには、持ち手がグルグルグルってコイル状

になっていました。

曲がるというレベルではなかった。



いやぁ、目の前で何が起きているのか、脳みそが情報処理できないまま次々と繰り広げられます。

テレビのブラウン管越しに見るわけではなく、大きな会場のステージ上で行われることを客席で

見るわけでもなく。

まさにその間1メートルぐらいしか離れていないところで起こる現象に、信じるしか選択肢があり

ませんでした。



冒頭で述べた『自分の既成概念を壊すため』ということですけれど、上記の事とどうつながるの

か…



マスターがマッチ箱を取り出しました。

マッチ箱の両端を両手でしっかりつまんでいます。

客席1番前の人に、金属製のピックでこの箱を貫通するように指示します。

そのお客さんは言われた通りブスリ!とさしました。

マスター『どんな感触でした?』

お客さん『いやあ、さすがに紙とはいえそれなりの手ごたえは感じましたが…』

マスター『あなたはこのマッチ箱が空っぽだと思ったんですね?』

お客さん『エ!違うんですか?』



マスターが突き刺さったピックを抜き、マッチ箱を開けたとき客席からは悲鳴が上がります。

箱の中には金属の塊が入っていました。びっちりと隙間の無いジャストサイズの金属の塊。

テーブルの上に、『ゴトッ』と音を立てて落ちました。



マスター『その金属の塊を拾って箱に戻してください』

お客さんは、指示に従います。



そして再度同じことを支持します。

『さあ、さっきと同じです。私がしっかりつまんでいますから、そのピックで箱ごと貫通さ

せてください。』



しかし、それから先は何度やっても貫通することは出来ませんでした。



マスター『ほら、言ったでしょう。既成概念を捨てなさいって。空っぽのマッチ箱ならピックで

貫通できると思ったから貫通出来た。しかし、実際に金属をさわり硬さや重さを感じてしまった

から、刺さるはずない!と思っているでしょ』



このマスターが数々の技を通して伝えたかったメッセージはこれなんですよね。

自分自身の可能性に自ら蓋をかぶせ、私にはできない…できるはずがない…とあきらめている人

が多すぎる。



まずは挑戦してください!的な。



ということで私自身の挑戦はまだまだ続きます…。






2022.09.07 17:25 | 固定リンク | 社長

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